Oops! It appears that you have disabled your Javascript. In order for you to see this page as it is meant to appear, we ask that you please re-enable your Javascript!

チャン・ヒョク 『JANG HYUK FAN MEETING “TSUNAGARI”』

2011/9/6 07:49

台風の余波が残る東京、2011年9月4日(日)夕刻、ゆうぽうとホールは台風一過のような熱気に包まれていた。チャン・ヒョクの“TSUNAGARI”と題されたファンミーティングが、久々、東京の地で開かれた。“TSUNAGARI”とは一体なんだろうか?どんな意味があるのだろうか?チャン・ヒョクはファンとの約束を守るために、今回のファンミーティングを開催したのだった。それは、チャン・ヒョクの口から語られた。「皆さんとも長いお付き合いになってきましたね。以前、辛いときは一緒に、そのときを、心を共にしようと約束しましたよね。3月に起きた東日本大震災で多くの方が亡くなり、傷ついて、まだ、苦しみの中にいる方がいる。少しでも楽しい、心安らぐ時間を作ることが出来るならと、今日、その約束を守るためにここに来ました。」と。チャン・ヒョクとファンとの心の“TSUNAGARI”をお互い再確認するものだった。

チャン・ヒョクのファンならば、誰もが知っていることだが。司会者や通訳が困るほど、うねることなく川の流れのように、途切れることなく続く…、彼の話が長いことは。(笑)でも、それは彼の純粋で真面目性格、また、何より演技に対する真摯さ、そして、彼のスタッフや共演者、さらにファンへの誠実さの裏返しでもあることを。「より良い作品にするにはどうしたらいいか?」「俳優、チャン・ヒョクのすべてを知ってほしい。」そのためには、自分が考えていること、感じたことを自分の言葉で直接、スタッフ、共演者、ファンに伝えなければならないと彼は考えているのだろう。その真摯さ、誠実さの一つの表れとして、今回のファンミーティングがある。2時間におよぶファンミーティングはチャン・ヒョクワールド、そのものであった。撮影現場のオフショットなどの映像のフラッシュで『JANG HYUK FAN MEETING “TSUNAGARI”』の幕が開いた。グレーのジャケットにブラックのシャツとパンツを合わせたシックなスタイルで、手を振りながら登場したチャン・ヒョクは会場を埋めたファンからの盛大な拍手で迎えられた。「みなさん、こんばんは。お久しぶりです。」の日本語での挨拶から始まった。「盛大な歓声にとても感謝します。」とも。「日本には着ていますが、東京は久しぶりで、本当に日本はきれいですね。」と落ち着いた話が続くなか、宿泊しているホテルを自らバラしてしまう一幕も。

チャン・ヒョクといえば、モムチャン!(鍛え上げられた肉体)が魅力の一つとして挙げられるだろう。昨年、ドラマ『チュノ』(KBS)で演技大賞を受賞したことが告げられると、会場からはそれを祝う割れんばかりの拍手が起きた。特にファンが気になるのは衣装から覗く彼の「腹筋」だったに違いない。「『チュノ』の撮影が終了してから、(腹筋を5個半まで)少し失いかけたけど、また(6個)取り戻しました。」とユーモアを混ぜつつ、話は続く。しかも、彼の低い声で静かに語れると、なんとも…いい感じ。まずは、チャン・ヒョクがデビューしてから今日まで、彼が歩んできた俳優人生をファンとともに振り返った。一作品ごと、丁寧にそのときのエピソードなどを交えながら。

1997年にドラマ『モデル』(SBS)でデビューを飾った。「初めての演技、稽古は積んだものの、周囲に圧倒されて、本番は歩くことすらままなりませんでした。」と。また、デビュー3年目には「それまでオーディションを受けて役をもらってきましたが、その頃から、オーディションなしでキャスティングされるようになってきて、俳優として辛い時期は過ぎた頃かな…。」とデビュー当時を振り返った。

 そして、2001年、きっとこの映画で俳優、チャン・ヒョクが多くのファンに知れることになったのではないだろうか。映画『火山高』。この映画では「日本の漫画が原作であることから、日本に来ることになるきっかけをくれた作品です。」と日本との“TSUNAGARI”を語った。

 2003年、初めての時代劇ドラマ『大望』(SBS)に出演。「今、振り返ると残念に思うことがあります。作品自体はとても良い作品だったにも関わらず、自分の未熟さゆえ、その当時、キャラクターを演じ切れませんでした。いまならもっとうまく演じられるのでは…。でも、歴史を勉強する機会を与えてくれた作品です。」と自分に厳しさを科すことを忘れず、演技者として純粋で真摯な態度を見せた。

彼は2004年に公開された映画『僕の彼女を紹介します』で俳優としての座を確立した。チャン・ヒョク自身も「親しい俳優陣や気の合う監督と一緒に作品を作れたことは大変思い出深く、また自分自身俳優として成長できた作品です。でも、撮影後、入隊したので、そんな監督や共演者と一緒にプロモーション活動ができなかったことがとても残念でした。」と、当時の苦しい心情も告白した。

 2年間の軍隊生活を終えたチャン・ヒョクは2007年、除隊後の復帰作としてドラマ『ありがとうございます』(SBS)に出演する。この作品が紹介されたとき、会場から大きな拍手が送られた。「2年間の軍隊生活お疲れさま」という気持ちとジャケット写真と同じ笑顔を見せてくれたチャン・ヒョクに対する「かわいい!」という気持ちをファンが拍手という形で表したのだろう。「当時、個人的にとても辛い時期でした。未来への不安を抱え、俳優としての進むべき道があまりにも漠然としている時期だったので。でも、この作品のシナプスをいただき、演技の勉強をもう一度しよう!2年間のブランクを埋めることは難しかったけど、自分の戻るべき場所はここだ!と確信した作品でした。そして、そのような時は自分がどのように行動していくべきか、を考え、学んだ作品でした。」と、彼自身、俳優として、人間として一回り大きく成長した作品だったのだろう。それが心から伝わってくる言葉だった。その後、2008年にはドラマ『タチャ』(SBS)に出演し、評判を博し、2009年には映画『うさぎとリザード』、『オガムド』、『ペントハウス エレファント』に立て続けに出演した。このようにドラマと映画にバランスを保ちつつ出演してきたチャン・ヒョク。こんな言葉でドラマと映画への想いを語った。「ドラマと映画、システムは確かに違いますね。でも、キャラクターに命を吹き込み、生かして作品を作りあげるということについてはどちらも同じです。映画は2時間でそのキャラクターを表現するもの。ドラマは長い時間をかけてキャラクターを表現するものだと考えています。だから、そのキャラクターを表現するにはどれだけの時間が必要なのだろうか?と考えて、いつも出演作品を決定しています。」と。俳優という演技者として、演技に対する熱い思いがファンに伝わった言葉なのではないだろうか。そして、このとき、彼の性格を良く表していることが…。熱く思いを語る分、「話、コメントが長い」。それに対して、「直そうと思っているのですが、性格なので、なかなか直せません。それに生まれたときから声も低くて…。」とユーモア(?)で司会者に切り返し、会場で彼の話に耳を傾け続けるファンに大きく手を振り、和ませるシーンも。でも、心配することはないだろう。ファンはそんな「性格の」彼が好きなのだから。

 2010年、ドラマ『チュノ』に。「すばらしかった!」と会場から大拍手が。「いままでのどの作品より、より多く、自分が演じるキャラクターを分析し、せりふやアクションなど意見を出していました。そのために監督や作家といろいろ話し合いをしていました。」と。また、撮影が行なわれた民俗村では、その衣装のためか「乞食役」と間違われることもあったとか。このエピソードを披露すると会場からは笑いがもれた。

 今年、2011年は9月28日、主演映画『依頼人』、ドラマ『根深い木』(SBS)が公開、放送開始されることに決定している。きっと、ファンの中にはこの二つの作品を観るために韓国に行く方もいるだろう。また、日本公開、日本放送を心待ちにしているファンは数知れないに違いない。特に映画『依頼人』ではこれまでファンが見て来た彼とは一味違った新しいチャン・ヒョクと出会えるようだ。チャン・ヒョクといえば、モムチャンというようにどちらかというと動的イメージが強い。しかし、この『依頼人』では、動的キャラクターではなく、静的キャラクターを演じているとのこと。作品は法廷ミステリーであり、彼自身、「『羅生門』のようなテイストで、少しもどかしさを感じながら演じていました。最後に容疑者として感情を爆発させるところがとても難しかったです。」と撮影当時の感情を吐露した。1976年12月20日生まれの35才。1人の俳優としても、2人の子供を持つ1人の父親としても、いま、最高の時を迎えているに違いない。その「時」を共にできるファンはなんて幸せだろう。そして、さらに俳優として成長して行くであろうチャン・ヒョクと「時」を過ごせることを切に願っていることだろう。

 彼の性格が良く表れたトークの後は、ファンからの質問コーナーへと進んだ。そこでも、性格は変わらない。「正直に答えます。」と宣言して、始まった。質問ごとに質問したファンを椅子から立ち上がり、「あなたの質問ですね、これから答えますからね。」と言わんばかりにしっかりと確認する姿にファンの心は震えるのだろう。そして、良いパパぶりが感じられた回答が続いた。

Q1:家族との外食は週何回?

A1:撮影が続いていて、なかなか家に帰れない状態ですが、できるだけ家で食事をするように心がけています。そしてオフのときは短期間でも子供たちを連れて遊びに行くようにしていて、そのときに外食するくらいですね。撮影時に自分の持っているエネルギーの80~90%を使い切っていますが、家に帰るときにそれをまた80%に戻し、子供たちと遊んで、できるだけ一緒に過ごすようにしています。

Q2:生まれ変わったら、どんな職業に就きたい?

A2:第一希望はやはり俳優です。でも、叶わなかったら、先生ですね。(外見も素敵なチャン・ヒョク、きっと教師になっても、生徒や父母の注目の的になるだろうと心配する声も。それに対して、チャン・ヒョクは「みんな講堂に集めて、子供たちはちゃんと勉強していますと語ります。」とこれまた真面目に。つまりは、教師としてもファンミーティングを開くということなるのでは…。きっと、今回のように。)

Q3:イクメン?子供たちにはどんな大人になってほしい?

A3:基本的規則を守り、協調性がある大人になってほしいと思っています。そして、本人たちがやりたい仕事ができればいいですね。長男は活発でやんちゃなんですが、先日、「俳優になりたい。」とも言っていました。将来、親子共演が出来れば幸せですが、まだ幼いので、もう少し長い目で見ないといけませんね。」

プライベートに関することも臆することなく、正直に丁寧に答えるチャン・ヒョク。まさに「誠実さの塊、チャン・ヒョク」を感じられるコーナーだった。続いて、チャン・ヒョクのイメージについて、当日、会場入口でファンが投票した結果が発表された。

Q1:ストレス解消法は?

ファンはダントツで<運動>を選んだ。でも、チャン・ヒョク自身、運動は映画を観るなどと同じような「気晴らし」に過ぎないらしい。それに、元来、そんなにストレスを溜める性格でもないらしい。ただし、「撮影時、監督と意見が食い違うとそれがストレスになる。」と告白。そこで、「とことん話し合うこと、それがストレス解消法です。」と「話し合いがストレス解消法だという<チャン・ヒョク>」を垣間見せた。

Q2:言われてうれしいことは?

投票結果は<演技がうまい>。チャン・ヒョクもこの結果に満足。「俳優である以上、<演技がうまい>は最高の褒め言葉です。自分を前向きにしてくれる言葉でもありますね。<カリスマがある>は集中力があるということを意味していると思うので、これもうれしいですね。<性格がいい>は協調性があるということですよね。この3つは俳優にとって、とても大事なことです。(微笑みながら)<かっこいい>はプライベートで言われたい言葉ですね。(会場からは大きな拍手)」と、やはり俳優チャン・ヒョクなのだ。

Q3:ダメな男性とは?

もちろん、<女性に手を上げる男性>。チャン・ヒョク自身も「これは最低ですね。」とコメント。紳士的なチャン・ヒョクにはあり得ないことだろう。

Q4:撮影時の待ち時間の過ごし方は?

<筋トレ>が選ばれていたが、なんと、<おしゃべり>だそうだ。監督、スタッフ、共演者と「ゆ~っくり…、長~く…。」こんなコメントをするチャン・ヒョクにファンは彼の「お茶目さ」を感じるのだろう。

Q5:俳優でなければ、何の職業に就いていた?(ファンからの質問コーナーでも同じ質問があった。ファンが一番気になることなのだろう。そして、俳優が天職だと思っているからなのだろう。)

ファンもチャン・ヒョクも<先生>。でも、彼は<作家>にも興味があるそうだ。「作家はキャラクターを演じるだけではなく、作り出せるから興味があります。実際、今も監督や作家といろいろ話し合いながらキャラクターを演じている部分を考えると、すでに作家のアシスタントなのでないでしょうか。」と自分を分析していた。そして、「将来、作家として、役者として一つの作品を作り上げることが出来ればうれしいです。」と語り、その作品には、「過ぎ去った歴史にエピソードを脚色する時代劇がいいなぁ」と。なお、かなり多くのファンが選んだ<武術家>は彼に中ではあくまでも役を演じていくための一つの手段でしかないとか。ファンが適職だと思うほど、武術を極めているチャン・ヒョク。俳優としての真の姿があった。Q6:生まれ変わったときに持っていたいものは?

ファンは<雄弁>を。でも、チャン・ヒョクは<お金・NICEBODY・知能・雄弁>全部ほしいという。ちょっと欲張りな一面ものぞかせていた。どうしても、一つ選ばなければならないならば、<知能>だそうだ。「<知能>があれば、世界が広くなると共に人生の幅が広がって、精神面で豊かになるから。」と。

本当に一つ一つ誠実に答える姿に、感心さえ覚えた。

 チャン・ヒョクの穏やかな声に包まれ、緩やかなトークの内容に魅了されながら、ファンミーティングは進んでいった。ファンのドキドキ感と羨望感が交差するプレゼント抽選会の時間となった。すべてチャン・ヒョクが着用したものばかり。

1:『日曜が良い~ランニングマン~』(SBS)でのライトブルーのTシャツ。2:乗馬をする際の赤いチェックのシャツ。3:『マイダス』(SBS)でのシルバーグレーの世界に1点しかないオーダースーツ。

めでたくも当選したファンをステージまでエスコートし、なんと、これまた丁寧にたたんで、直接ファンに手渡したり、ジャケットは着せてあげるなど、「真面目チャン・ヒョク」そのものの彼だった。

サプライズとして、あと3名が彼と2ショットの権利を得ることになった。彼の手でその番号を引き当ててもらったファンは幸せの頂点にいたことだろう。

 一旦、チャン・ヒョクはステージを去ることに。そのときもファン1人1人に頭を下げるかのごとく、丁寧に挨拶をしながらステージの裾に消えて行った。ファンは彼の撮影現場でのオフショットを交えた映像を観ながら、彼の再登場を待った。

 ブラックのジャケットに着替え、再登場したチャンヒョクのバックには音楽が流れている。そして、彼の歌声が会場に響き始めた。

『30歳のころに』(キム・グァンソク)「季節はまためぐるけど 離れてしまった僕の愛はどこに 僕が離れて行かせたわけでもない 僕が離れてきたわけでもない 少しずつ忘れていく…毎日別れを繰り返しながら生きていくんだね…」デビューして15年経ち、タイトルのように30代半ばとなったチャン・ヒョク。もう、ただ、若さだけで突っ走っていくのではなく、1人の俳優としての、深み増した1人の男性としての、そこにはこれまで彼が過ごしてきた人生が投影されているような心に染み入る歌詞のしっとりとしたバラードだった。心で伝える歌、そのものだった。きっとその心はファンの心に届いたに違いない。

 実はいま、チャン・ヒョクは新作ドラマ『根深い木』(SBS)の撮影中である。忙しいなか、日本でのファンミーティングのために時間を割き、来日をした。このドラマは彼が好きだという時代劇。ハングルを作り上げた学者の連続殺人事件を解いていくストーリー。捜査官であり、刺客でもあるという彼の役どころ。最後にファンへのメッセージとして、「とてもたくさんの声援ありがとうございました。皆さんと和気藹々とした時間を過ごしたかったのに、また私1人が話をしてしまいましたね。」と話し始めたチャン・ヒョク。会場から「アニエヨ(そんなことないよ)」と声援が。「楽しい映画はあっという間ですよね。私の今の気持ちも同じです。時間は過ぎ去るものですね。ストレスを受けない人はいないと思います。その時をどうのように過ごすかが重要だと思っています。それには多くの人とコミュニケーションをとることが最重要だと思っています。皆さんも前向きな気持ちを持って過ごしてください。私もそのように生きていくことをここで皆さんに約束します。」という温かいメッセージをファンに送った。さらに「歌は下手だけど、ハートで聴いてくださいね。」と「雨が降り、音楽が流れると 私はあなたを思い出します…」と『雨のように 音楽のように』(キム・ヒョンシク)を歌い、「ありがとうございました」と挨拶をし、ファンに手を振っていた。心残りはあるが、別れを告げるように緞帳が下り、今回のファンミーティングは終了した。その後、ロビーにて、この日集まってくれたファン、1人1人の目を見ながらの握手会が行なわれた。間近でチャン・ヒョクを感じられたファンはますます彼の虜になったことだろう。

なお、今回のファンミーティングの収入の一部は義援金として寄付される。ファンミーティングに先んじて、記者会見およびフォトセッションが催された。

 チャン・ヒョクはベージュのジャケットにブラックのシャツとパンツを合わせたスタイルでマスコミの前に姿を現した。代表質問のあと、マスコミ各社から質問が行なわれた。ファンミーティングもそうであったが、チャン・ヒョクは一問一問丁寧に答えており、彼の誠実さを物語る記者会見であった。

 Q1:久しぶりの日本でのファンミを控えて今の気持ちは?

A1:ファンと会うときは少し緊張します。どのような<話>をしようか、ずっと考えていました。

Q2:今回のファンミーティングのテーマ“TSUNAGARI”とは?

A2:(震災などで)いま苦しい思いをしている方々がいらっしゃると思います。私が少しでも手助けすることはないだろうか?という思いで、今回のファンミーティングのテーマにしました。

Q3:現在、ドラマの撮影中だが、疲れは?

A3:コンディションは良いです。多少体が疲れていても頭はより冴えています。そういう状態が最高です。

Q4:その撮影中の新作ドラマ『根深い木』はどんな作品?

A4:ベストセラー小説が原作です。時代劇で殺人事件を題材にしているミステリー作品です。Q5:時代劇は衣装やせりふなどいろいろ大変だというが、『根深い木』はどう?

A5:時代劇は『大望』、『チュノ』に続く3本目です。確かに夏場は衣装などは現代劇に比べて大変なこともありますが、今回は自然の中での撮影も多くて、心癒されながら撮影しています。

Q6:新作の映画『依頼人』はどうですか?

A6:法廷ミステリーで、私の役は容疑者です。物的証拠がなく、状況証拠しかない事件をいかに実証させていくかということがストーリー展開のベースにあるので、面白い内容となっています。

Q7:『依頼人』でのエピソードは?

A7:辛いというより、演じにくいと感じる部分がある作品でした。これまでアクションが多い役を演じてきました。今回は全く異なり、動的要素は少なく、相手の演技を受けて、静の演技をしなければなりませんでした。けれども、最後の法廷シーンでは怒りを爆発させなければならなくて、大変でした。

Q8:辛いときを乗り切る方法は?

A8:今回は体力的というより精神的に疲れた感じだったので、監督とじっくり話をしてストレスを解消させました。

Q9:数あるオファーの中から『依頼人』、『根深い木』を選択した基準は?

A9:『依頼人』は今まで演じてきた役とは全く異なり、演技の幅が広がると思ったし、挑戦すべき作品だと思いました。まだ完成作を観ていないので、まだ判断は付けられませんが、新しい物を見る目は養われたし、演技に深みが出たと思います。弁護士や検事ではなく、容疑者の役なので、法律書より精神分析や心理学の本を読んで役作りの参考にしました。

Q10:子供たちとはどのように接しているか?子育てのモットーは?

A10:『マイダス』が終わってからすぐに次の『根深い木』の撮影に入ってしまったので、なかなか休みがなく、子供たちとの時間が取れないので申し訳なく思っています。まだ幼いので、友達のように一緒に遊んだり、本を読んであげたり、アニメを観たり過ごしています。子供たちに関心を持ち、子供たちの長所を引き出してあげることが子育てで一番大事なことだと思っています。Q11:日韓合作の作品が多く制作されているが、共演したい日本の俳優は?

A11:いつも聞かれることですが、答えが変わることはありません。若いころから観て来た「北野武」さんです。監督として作品を作り出し、役者としても演じている、そんな彼に魅力を感じますし、語り合いたいと思います。また、ジブリスタジオのアニメのキャラクターにも出演してみたいですね。

Q12:ファンへのメッセージを

A12:以前より辛いことがあったときは、1人で悩まず、その痛みを共有しようと約束してきました。今日、ここで再会することで前向きな心になり、楽しい時間を過ごしていただければ、私もうれしいです。

 新作主演映画『依頼人』、新作主演ドラマ『根深い木』、どちらの作品もが奇しくも同日の9月28日、韓国で公開、放送開始される。ぜひ、早い時期での日本での公開、放送を期待する。

記事:T.S

photo:Yasuhiko Akiyama   

関連記事


Page Up