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2012年5月24日 12:43

ジョニー・デップ、映画『ダーク・シャドウ』来日記者会見!

映画『ダーク・シャドウ』のプロモーションのため来日した、ジョニー・デップと、ティム・バートン監督が、5月13日、都内にて記者会見を行った。前日の午後来日し、夜にはジャパンプレミアや舞台挨拶を行い、13日には日本を離れるという超過密スケジュールの二人だが、疲れた顔もみせず、時には冗談を飛ばしながら和やかな雰囲気の中、会見が進められた。

黒のライダースジャケットを渋く決めて登場したジョニーは、まず、「また、日本に戻って来られてとても嬉しく思う。いつも温かく迎えサポートしてくれて感謝しています。」と挨拶し、東日本大震災に触れ、「亡くなられた方の冥福をお祈りするとともに、被災地の方々にはサポートしたいです。」とメッセージを送った。

~質疑応答~

Q:お二人は、映画『シザーハンズ』から8回目のコラボレーションになりますが、進化し続けるのはなぜ?意見が合わなかったことはありますか?

ティム:ジョニーは、毎回まったく異なる演技をしてくれるので、毎回違う人と仕事をしているようです。僕たちは物事に対してのアプローチが似ているんですよ。

ジョニー:初めてあった時から繋がりを感じました。『シザーハンズ』は僕を俳優にしてくれた映画。監督がスタジオと戦って僕を起用してくれたことには本当に感謝しています。監督と意見が対立したことは一度もありません。彼は、映画監督というよりも、作家性のある真のアーティストで映像作家。独創的な世界観をもっている彼を、ずっと見ることができて僕は幸せです。

Q:ジョニー・デップさんは、別の映画の撮影の合間をぬっての来日ですが、そこまでして日本に来て下さるのはどうしてですか?

ジョニー:ティムも僕も日本は大好き。文化や皆さんの優しさに触れて、自分にとても合うと思っています。歴史や文化にも興味があります。京都や田舎など色々なところに行ってみたいです。地球上で一番好きな場所のひとつなので、日本に来ることはとても幸せ。

 

Q:お二人がファンを大切にしているのはなぜ?サインをしたり握手して疲れませんか?

ティム:長い時間私たちを待っていてくれたファンの皆さんは、自分たちにとって最も大事な人々。皆さんから受けるエネルギーを少しでもお返しできればと思っています。

ジョニー:ティムと同じです。私たちが仕事ができるのは、ファンの皆さんのおかげ。歓迎してくれてとても嬉しい。それに少しでも応えたいからサインや握手をできるだけしたいんです。

Q:200年ぶりに蘇ったヴァンパイアを演じてどうでしたか?

ジョニー:この映画は、1960年代後半のTVシリーズが原作ですが、当時からこの番組のファンだったんです。映画化するとき、同じ雰囲気のキャラクターにしたかった。1972年のファッションや芸術、映画など奇妙な変なものが流行っていた時代を今、再現してみたいと思いました。

Q:映画の中では、200年ぶりに蘇って時代についていけないシーンがありますが、今の生活の中で、“ついていけない”と思ったことはありますか?

ティム:あります。全てです(笑)。自分の電話番号すら分からないこともありますし、技術的なことは特に。自分の3歳の子供の方が知っているくらいですよ。

ジョニー:立て続けにたくさんの映画に出ていると、ときどき、朝起きて「今、どのキャラクターを演じていたんだっけ?」と、思うことがあります。もう少しで、ローン・レンジャーの現場に行ってコントをやるのに、マッドハッターの声を出してしまいそうなこともありました(笑)。

Q:ヴァンパイア役をやってみて、ご家族の反応はいかかでしたか?

ジョニー:10歳と13歳の子供がいますが、僕のヴァンパイアというキャラクターをとっても気に入ってくれて、撮影現場にも一緒に来ていたんですよ。

Q:白塗りメイクで大変だったことは?

ジョニー:今回は、クラシックなモンスターのイメージにしたいということで、古い手法のドーランでメイクしました。映画『フランケンシュタイン』で、ポリス・カーロフが使ったようなドーランです。ただ、ラブシーンでキスをするたびに、ドナルド・マクドナルドみたいになってしまって・・・1回1回直すのが大変でした(笑)。

Q:他の映画監督もヴァンパイア映画を製作されていますが、あえて本作を手掛けたのは?

ティム:私たちにとって、ヴァンパイアはとってもトレンディなもの。色々なヴァンパイアがいるけれど、バーナバスは、“ヴァンパイアになりたくなかった”という点が新鮮で面白いと思ったんです。

Q:本作を3D映画にしなかったのはどうして?

ティム:選択肢がそれぞれあると思うけど、1970年代だったから3Dにしないということではないんです。70年代のノリや鮮やかな色味を出したかったのだけど、3Dは少し暗くなってしまうからなんですよ。

Q:1990年に公開された映画『シザーハンズ』で、主人公エドワードに恋をした女性が、母親となり、今や子供と一緒に『パイレーツ・オブ・カリビアン』のジャック・スパロウや、ヴァンパイアのバーナバスを応援しています。5月13日は“母の日”でもあるので、お母さんたちにもメッセージをお願いします。

ジョニー:長年の間、色々なキャラクターを演じてきました。どんな役も皆さんが受け入れてくれて、感謝の気持ちでいっぱいです。僕たちがこれだけ映画を作れたというのは、皆さんが映画館に足を運んでくれて、私たちの作品を見て楽しんで下さるからなんだということを、絶対に忘れないようにしています。本当にありがとう。Happy Mother’s Day!これからも、皆さんをがっかりさせないように演じていきます。

まさに、相思相愛のジョニー・デップとティム・バートン監督。1つ1つの質問にも、相手の目をしっかり見つめて真摯に答えるジョニーだが、フォトセッションでは、二人でふざけあう場面も。終始笑いのあふれた会見となった。

映画『ダーク・シャドウ』は、5月19日より、丸の内ルーブルほか全国ロードショー!

公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/darkshadows/

 

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