2014.10.29 取材:記事・写真/RanRan Entertainment
10月29日、ファンタジー映画『くるみ割り人形』の東京国際映画祭ワールド・プレミア・イベントが六本木ヒルズアリーナで開催され、有村架純、松坂桃李、藤井隆、安蘭けい、板野友美、市村正親などの豪華声優陣に加え、監督を務めた増田セバスチャンが登壇した。
男性キャストはフォーマルなシルエットのスーツ、女性はドレスなどとステージから客席へと敷かれたレッドカーペットによく映える姿で、ステージ中央に置かれた巨大なキティバルーンから登場すると大きな拍手が上がった。
また、今回はサンリオの記念映画とのことで、本作の主人公クララに扮したキティがレッドカーペットから登場し、ファンタジーな雰囲気に更に華を添えた。
本作のテーマは「みにくい人形、けれど彼女にとっては命だった」とのことでキャストの皆さんが自分の中で一番大切なものは何ですかという質問に対し、「家族」という意見がほとんどのなか、松坂桃李は「縁」、安蘭けいは「舞台」と答え、そのこだわりを語った。
松坂:自分一人では生きていけないので、人との縁、作品との縁を大切にしながら今ここに立っていられると思うので。今回この役をいただけたのも縁です。
安蘭:落ち込んだ時も、舞台があるからがんばらなくちゃと思えてきたので舞台かな。
物語の主人公クララは一目ぼれにより初恋をする。偶然にもこのイベントの次の日、10月30日は「初恋の日」、また今週末の11月1日はハローキティーの誕生日と本作にまつわる記念日が重なったということで次の質問は、「大切にしている日」について。
有村架純:事務所に所属した日です。地元に関係者の方がきてくださって、カフェでいろいろなお話を聞いたことは今でも覚えています。
また、藤井隆は迷った末に新しい舞台や作品を皆さんに見てもらえる日を選び「まさに今日ですね」と会場を盛り上げた。
映画の大きなキーとして、クララが夢の中で冒険に出るシーンがあるとのことで、自分の人生で最も大きな冒険に出たという経験についての質問。
市村:毎回毎回いただく台本ですね。僕がこの世界に入ったのはたかだか2,3時間で激しい人生を生きれることに魅力を感じてなので、今までいろんな作品をやってきましたが一個一個の台本がぼくにとってはドラマですね。
同じ舞台人として、大きくうなずくキャスト陣。また、松坂桃李は高校時代に体験した「メイド喫茶」での話を披露。「ツンデレがコンセプトのカフェだったのですが、コーヒーを頼んだらコーヒー豆を詰めただけのやつが出てきた」と会場の笑いを誘った。
板野友美は「今」が冒険の最中だという。AKB48を卒業しソロデビューをし、そういった人生の過程すべてが「冒険」であり、それは経験したことのない様々な出来事に巻き込まれてゆくこの『くるみ割り人形』の主人公にも言えることだろう。
最後にクララ役の有村架純からメッセージ
この映画は、人形劇というアニメーションとは少し違った作品なので新鮮で楽しめると思いますし、色鮮やかな世界であったり細かい演出であったりこだわりがたくさんつまっている作品なのでそういったところもぜひ見ていただきたいです。私が演じたクララという少女が、くるみ割り人形といっしょに旅をして、一人の女性へと変化してゆく姿も見どころです。他にも魅力的なキャストがたくさんでてくるのでぜひ楽しんで見ていただきたいです。
誰もが愛するサンリオから全く新しいタイプのファンタジー映画が誕生!声優として参加したのは今回登壇した6人に加え、由紀さおり、広末涼子等の豪華俳優陣。大人も子供も楽しめる、クララにとってのくるみ割り人形のように「大切な」人と観たい映画だ。
〈あらすじ〉
ある雪の夜、少女クララは大切な「くるみ割り人形」をネズミの大群にさらわれてしまう。ネズミを追って彼女が迷い込んだのは、世にも鮮やかな人形の国。そこには呪いをかけられ眠ったままのお姫様がいた。邪悪な魔法解くための人形とネズミの戦いに巻き込まれたクララは、「くるみ割り人形」に隠された悲しい秘密を知る。そのとき、まだ感じたことのない気持ちが芽生える。やがて、命とひきかえにしても守りたいと思ったものとは・・・?
監督:増田セバスチャン 3D監督:三田邦彦
有村 架純/ 松坂 桃李
藤井 隆/ 大野拓朗 安蘭けい 吉田鋼太郎 /板野 友美(友情出演)/ 由紀 さおり(特別出演) 広末涼子/ 市村正親
テーマ曲:きゃりーぱみゅぱみゅ「おやすみ-entended mix-」(ワーナーミュージック・ジャパン)
製作:サンリオ/
企画・製作・配給 アスミック・エース
製作プロダクション:キュー・テック
公式ホームページ :kurumiwari-muvie.com
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11月29日(土)全国ロードショー 〈3Ð/2Ð同時公開〉