2014.12.12 取材:記事・写真/RanRan Entertainment
12月12日、大ヒット公開中の映画『くるみ割り人形』の4K特別披露上映会がユナイテッドシネマ豊洲にて行われた。
4Kとは、現代主流のフルハイビジョンテレビの4倍の画素数を実現した映像の総称。これにより従来とは比べ物にならないほどきめ細かく、臨場感のある映像が楽しめるようになった。
本試写会は4K映像での世界初のお披露目の場ということで、およそ5000通もの応募が集まった。
その中から選ばれた観客の前に『くるみ割り人形』の監督である増田セバスチャンが、原宿Kawaiiカルチャーの発信源に相応しいポップなファッションで登場。
本日アメリカから帰ってきたばかりだという監督。アメリカでも本作が高評価を受けたとのことで「今世界に日本のカルチャーが発信されていますが、先輩たちの偉大なクリエーション(4Kなどの発明)を礎にしているんだなということを感じました。」と述べた。
くるみ割り人形という作品との出会いは35年前であるとのこと。
「千葉県の松戸に当時『サンリオ劇場』というものがあって、そこで小学生の時見ていたんです。まさかこの映画とまた出会うとは。とてもプレッシャーを感じました。」と本作とは運命的な再会であったことを明かした。
最後に増田セバスチャン監督からのコメント
「日本のクリエイター、俳優、豪華なスタッフが集結したものを見せられたことは僕にとっても勉強になりました。映画の魅力にも取り憑かれましたし、新しいものをどんどん作って行きたいです。」
先週、国際3D協会アニメーション部門の作品賞を受賞した本作。新しいことに挑戦した監督、そしてスタッフの新しい試みは確かに世界規模で評価され、新しい映画の形を確立することとなった。
大人も子供もわくわくするようなストーリーと目に飛び込んでくる鮮やかな色彩の世界。それを4K画質で楽しんだ客席からはところどころで映像の美しさに感嘆の声が上がっていた。
〈あらすじ〉
ある雪の夜、少女クララは大切な「くるみ割り人形」をネズミの大群にさらわれてしまう。ネズミを追って彼女が迷い込んだのは、世にも鮮やかな人形の国。そこには呪いをかけられ眠ったままのお姫様がいた。邪悪な魔法解くための人形とネズミの戦いに巻き込まれたクララは、「くるみ割り人形」に隠された悲しい秘密を知る。そのとき、まだ感じたことのない気持ちが芽生える。やがて、命とひきかえにしても守りたいと思ったものとは・・・?
監督:増田セバスチャン 3D監督:三田邦彦
有村 架純/ 松坂 桃李
藤井 隆/ 大野拓朗 安蘭けい 吉田鋼太郎 /板野 友美(友情出演)/ 由紀 さおり(特別出演) 広末涼子/ 市村正親
テーマ曲:きゃりーぱみゅぱみゅ「おやすみ-entended mix-」(ワーナーミュージック・ジャパン)
製作:サンリオ/
企画・製作・配給 アスミック・エース
製作プロダクション:キュー・テック
公式ホームページ :kurumiwari-muvie.com
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