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2021年11月23日 18:00

【後編】藤原大祐インタビュー! 役者人生の扉を開いた映画『愛のまなざしを』 仲村トオルに成長した姿を早く見せたい

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

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――かなり大人な恋愛を描いている作品なんですけど、万が一自分が主人公の立場になったらどんな風に行動されると思いますか?今お話を聞いていると相当頭の切れる方で、精神的にも安定されているので、こんな風にはならないんじゃないかなっていう感じはしますが

(笑)でも、僕はまだこういう状態に陥ったことがないので、安定しているだけなのかもしれないです。この作品の主人公は、精神科医で自分のクリニックを持って自分なりのプライドがある中で、愛する奥さんを亡くしてしまう。その亡くなった現場を目の当たりにしているっていうのはやっぱり相当辛いことだなと思います。ただ僕は何かマイナスなことが起きた時でも、マイナスで終わらせたくないっていう気持ちが大きくて、どうやったらプラスに持っていけるかっていうことを常に考えるので、落ち込む時間がすごく短いし、そのことを忘れずに次に進めるんじゃないかなと思うんですよね。

これほどのことにはまだ出会ってないのでそう言えるのかもしれないので、自分がもう立ち直れなくなってしまったという仮定で話を進めさせてもらうと、(愛する奥さんを亡くして6年経っている貴志は、)やっぱり異性っていう恋愛の対象になる方は持ちたくなってしまうのかなとは思います。だから新たに恋愛するってことに関してあまりマイナスだとは考えてなくて、その伝え方や相手の選び方があまり良くなかったのかなとは感じました。ただ主人公が堕ちていってしまうことに完全に100%共感できないかといったら、僕は意外とそうでもないというか、だからこそ、この作品が面白いのかなって。見ている方が誰しも「何してんのよ、この人!」って思うだけではないのがこの作品の面白いところだと思います。

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――嘘をついてまで愛する人を振り向かせるっていう女性に関してはどうですか?

それは良くないですね。女性の方にも辛いこととかいろいろあったとは思うんですけど、やっぱり嘘って結局ばれますしね。僕、嘘が一番嫌いなので。

――初めての作品ということですが、オーディションを受けたきっかけと、監督からの御指導で印象に残っていることはありますか?

このオーディションを受けたのはレッスンを始めたばかりの高校生1年生の時で、オーディションに慣れるために試しに受けてみてという話だったんです。この作品の数ページをもらって、お芝居をしたんですけど、本当に有難いことにハマったというか、獲得できて、突然僕の役者人生が始まった感じでした。

撮影の最初の頃は、芝居に慣れていなかったこともあって、セリフを言う時に、動きを止めて人の目を見て言いたいっていう気持ちがあったんですよね。監督がそれを見て「人間って動きながら、言葉を発するよね」とおっしゃって、話しながら手を動かしたりとか、日常的な会話だったら、お茶を入れながらとか、この作品では僕はト書きに書かれていること以上に監督から動きを求められていたというのが印象に残ってます。そのご指摘のお陰で、その後の作品でも、あくまで自然に作品の中で生きるっていうことを意識しやすくなりました。

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――藤原さんから見たこの映画の見どころは?

この作品の一番の特徴は不完全燃焼な終わり方。ハッピーエンド、バッドエンドということでは括れないというか、パズルで言うと観る方に自身で最後のワンピースはめてもらうような作品だと思っています。観る方の年齢・性別・環境によって作品の見え方が変わってくるというか、終わり方はそれぞれに決めてもらう作品で、それが万田監督らしい色というか、そこは楽しんでもらいたいですね。

――ファンの方からSNSなどで様々なメッセージが届くと思いますが、一番嬉しかった言葉とかありますか?

それはもう、明確にあります。「疲れが吹き飛んだ」とか、「元気が出る」って言われるとやっぱり一番嬉しいんですよね。

僕ってけっこう疲れた時にはこうしたら大丈夫とか自分の中で決められるんですけど、疲れた時にどうしようもなくなってしまう方もいらっしゃるって伺うので、そんな時に、「今日も頑張ろう!」って思えるきっかけに自分がなれたらいいなって思います。そういう想いでSNSで投稿したり、作品に取り組んでいるので、「元気になった」ってファンの方から言っていただけると僕は本当に嬉しいです。

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――ジャズピアノをやっていたりHANDSOME LIVEでのパフォーマンスなど音楽にも才能を発揮されていますが、俳優とアーティストの二刀流を目指す考えはありますか?

ファンの方に何かを伝える時には、具体的に出来上がっていい形でお見せできるようになったことをお伝えしたいので、その質問にはまだお答えしたくないなというのが本音なんですけど、僕は音楽に限らずいろんな方面で人の生活の一部になってポジティブな影響を与えられるような人になりたいという想いが強いんです。だから役者だけに留まらず、いろんな方面で頑張りたいという気持ちはあります。エンターテイメントを届ける上で、自分の想いを伝えるってすごく大切だと思うんです。役者として演じる上でも、台本や設定がある中で、いかに自分で解釈して伝えたいことを伝えられるかということを僕は大切にしているので、いつか自分で作詞や作曲をして、音や声で自分の想いを皆さんに届けたいなという気持ちはもちろんあります。

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――藤原さんのファンの方々へこの映画についてメッセージをお願いします

この作品は僕が初オーディションで勝ち取った初芝居ということで、僕の「初めて」が詰まっている作品です。「初めて」ってこの先の僕の人生において、この作品でしかないので是非そこを楽しんでいただけたら嬉しいです。今の僕の芝居もこれからの作品でご覧いただくんですけど、それと同時に2年前の作品が今見られるっていうのは、比較もできるし面白いと思うんです。この作品の公開以前に出演させて頂いている作品が意外とポップなものが多かったりするので、この作品は逆に新鮮に感じるかもしれません。

当時の僕は右も左も分からない状態で、何か芝居のテクニックがあったわけではなく、とにかくまっすぐ正面からぶつかって、ただこの作品の中で生きることに集中していて、だからこそ生のリアルな芝居ができているなって思えるので、初めての藤原大祐を楽しんでいただけたらなと思います。

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映画『愛のまなざしを』
出演:仲村トオル 杉野希妃 斎藤工 中村ゆり 藤原大祐
   万田祐介 松林うらら ベンガル 森口瑤子 片桐はいり
監督:万田邦敏
脚本:万田珠実 万田邦敏
映画『愛のまなざしを』公式サイト https://aimana-movie.com/
2021年11月12日(金)より渋谷ユーロスペース、池袋シネマ・ロサ、キネカ大森、イオンシネマ他にて公開中!


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取材:文/鬼澤優子・撮影/渡辺美和子

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